2011年11月30日水曜日

セットでブロックベット

$25.00 USD NL Texas Hold'em
Seat 8 is the button
Seat 1: Player1 ( $71.26 USD ) - VPIP: 27, PFR: 10, 3B: 9, AF: 0.8, Hands: 59
Seat 2: Player2 ( $98.88 USD ) - VPIP: 14, PFR: 10, 3B: 5, AF: 1.8, Hands: 332
Seat 3: Player3 ( $32.27 USD ) - VPIP: 6, PFR: 6, 3B: 0, AF: 0.0, Hands: 68
Seat 4: Player4 ( $66.58 USD ) - VPIP: 27, PFR: 23, 3B: 13, AF: 1.8, Hands: 74
Seat 5: Player5 ( $31.26 USD ) - VPIP: 29, PFR: 8, 3B: 2, AF: 0.5, Hands: 106
Seat 6: Player6 ( $147.93 USD ) - VPIP: 75, PFR: 38, 3B: 29, AF: 2.1, Hands: 106
Seat 7: Player7 ( $51.22 USD ) - VPIP: 9, PFR: 6, 3B: 3, AF: 3.5, Hands: 107
Seat 8: Player8 ( $25.00 USD ) - VPIP: 14, PFR: 8, 3B: 3, AF: 1.4, Hands: 286
Seat 9: Hero ( $61.65 USD ) - VPIP: 17, PFR: 10, 3B: 4, AF: 2.2, Hands: 176148
Hero posts small blind [$0.10 USD].
Player1 posts big blind [$0.25 USD].
Player1 posts ante of [$0.05 USD].
Player2 posts ante of [$0.05 USD].
Player3 posts ante of [$0.05 USD].
Player4 posts ante of [$0.05 USD].
Player5 posts ante of [$0.05 USD].
Player6 posts ante of [$0.05 USD].
Player7 posts ante of [$0.05 USD].
Player8 posts ante of [$0.05 USD].
Hero posts ante of [$0.05 USD].
** Dealing down cards **
Dealt to Hero [  5d 5s ]
Player2 folds
Player3 folds
Player4 folds
Player5 calls [$0.25 USD]
Player6 calls [$0.25 USD]
Player7 folds
Player8 folds
Hero calls [$0.15 USD]
Player1 checks

アンテありのテーブルで、前に二人コールが入っているので、SBからのコールでセットを引きに行くオッズが非常によい。よって、55でコールすることにした。

** Dealing Flop ** [ 5h, As, Kh ]
Hero bets [$1.00 USD]
Player1 folds
Player5 calls [$1.00 USD]
Player6 folds

セットを手にした。4人でのポットなのでチェックレイズを狙ってもいいが、ドローのありえるボードなので、極力フリーカードは与えたくないので、自分から打つことにした。

** Dealing Turn ** [ 4d ]
Hero bets [$3.00 USD]
Player5 calls [$3.00 USD]

32がストレートを完成したカードだがまずありえないだろう。ラグなので、続けてハンドをプロテクトする意味でベットした。相手のハンドとしては、Aヒットが本線だが、ドローもありえるだろう。

** Dealing River ** [ Qh ]
Hero bets [$3.00 USD]
Player5 calls [$3.00 USD]

フラッシュドローは完成した可能性がある。ストレートはガッツショットなので、気にしなくていいだろう。アクションから考えると、上セットも無いだろう。よって、Aヒットにコールしてもらえ、完成したフラッシュに対しては、レイズにフォルドすることを考え、ブロックベットすることにした。チェックした場合、相手のベットがAヒットのベットなのか、フラッシュのベットなのか区別がつかない。

Hero shows [5d, 5s ]
Hero wins $14.71 USD from main pot
Player5 doesn't show [Tc, Ad ]

非常にわかりやすいブロックベットだろう。相手が完全ノーヒットでブラフされたらまずいが、Aヒットをブラフハンドにする勇気のあるプレイヤーは0.1/0.25NLでは少ないだろう。相手がずっとコールでかつ、ストレートドローの引き損ないがほぼありえないボードだったため、ノーヒットが相手のハンドレンジに存在しないと思ったから、やってみたプレイ。ただ、ブロックベットとわかりやすい額なので、普通にハーフぐらい打ったほうがよかったのかもねぇ。

12 件のコメント:

  1. リバーでの「ブロックベット」の有効性がいまいちわかりません。
    ハーフベットを行い、相手がレイズをすればフォールドを
    選択するのであれば最初からチェックの方がいいと思うのですが。

    >>チェックした場合、相手のベットがAヒットのベットなのか、フラッシュのベットなのか区別がつかない。

    と書かれていますがこちらからハーフベットに対し相手のレイズも
    Aヒットのマージナルレイズなのかフラッシュなのか
    区別がつかないと思います。

    >>Aヒットをブラフハンドにする勇気のあるプレイヤーは0.1/0.25NLでは少ないだろう。

    とも書かれていますのでこちらがチェックしてもブラフする
    可能性は少ないのではないのでしょうか?

    スケアカードが落ちたのでチェックチェックでもいいと思いますし
    チェックベットされたらコールでもフォールドでも
    かまわないと思います。

    ハーフベット相手レイズでフォールドならハーフベット分が
    損になると思いました。

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  2. 色々と仮定しないといけないので、机上の空論になってしまいますが、

    まずは、ハンドレンジから。VPIP29なので結構広めで

    Aヒット : AJ-A2の97通り
    フラッシュ : AJ-6, A4-2, JT-8, T9-7, 98-76, 97, 86の20通り

    フラッシュを多く見積もってもハンドレンジの20%程度だろう。それをふまえて、以降の計算を行います。

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  3. ブロックベットした場合
    Aヒットでコールする確率をx, レイズする確率をy, フォルドする確率を1-x-y,
    フラッシュでレイズする確率を1(100%)とすると、
    期待値は
    0.8 * (x * 3 + y - (3+9) + (1-x-y) * 0) - 0.2 * 3
    = 2.4 * x - 9.6 * y - 0.6
    となります。
    そして、私の考えでは、レイズする確率yがほぼ0、コールする確率xが0.8ぐらいあると考えてプレイしました。

    よって、実際の期待値は2.4 * 0.8 - 0.6 = +1.32となります。

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  4. チェックフォルドした場合
    Aヒットでベットする確率をx, チェックする確率を1-x,
    フラッシュでベットする確率を1(100%)とすると、
    期待値は
    0.8 * (x * (-9) + (1-x) * 0) - 0.2 * 0
    = -7.2 * x
    となります。

    よって、Aヒットで100%ベットしてこないと仮定しても、期待値はプラスにはなりません。

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  5. チェックコールした場合
    ベット額をk
    Aヒットでベットする確率をx, チェックする確率を1-x,
    フラッシュでベットする確率を1(100%)とすると、
    期待値は
    0.8 * (x * k + (1-x) * 0) - 0.2 * k
    = k * (0.8 * x - 0.2)
    となります。

    ベット額kをハーフ程度の4.5とすると、ブロックベットした場合の期待値1.32を超えるには、Aヒットでベットする確率xが0.625以上必要になります。このボードでAヒットが0.625を超えて、70%とかも打ってくると思えるでしょうか?私はありえないと思いました。

    よって、ブロックベットに優位性があると考えました。もちろん、実戦では適当に計算してます。かなりブロックベット優位に確率を仮定しちゃっているのかなぁ。。。

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  6. 結局、Aヒットがコールしてくれる可能性がある分だけ、ブロックベットに意味がでてきます。Aヒットがこのボードでいるわけがない、コールするわけがない、と思うんでしたら、チェックフォルドや、チェックコールでブラフキャッチが正解ですね。

    実戦は相手がAヒットでコールしてくれたので、ある程度私の仮定が正しかったことを裏付けてくれていますが・・・どうなんでしょうね

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  7. とても丁寧でくわしいご説明ありがとうございます。

    >>ブロックベットした場合期待値は
    0.8 * (x * 3 + y - (3+9) + (1-x-y) * 0) - 0.2 * 3= 2.4 * x - 9.6 * y - 0.6となります。

    数字に疎く、この計算式の内容がよくわかりません。
    x * 3の3や y - (3+9)の(3+9)等が理解できないのです。

    ご説明いただけると理解が深まると思います。
    よろしければお教えいただきたいです。

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  8. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  9. ブロックベットした場合の期待値

    ベット額は3
    ポットサイズは9なので

    Aヒットに対して
    相手がコールすると +3(ベットした3だけ余計に得られる)
    相手にレイズされて私がフォルドすると -3-9(ベットした額3と本来得られるはずのポットの9を失う)
    相手がフォルドすると +0(本来得られるはずのポットなので、プラマイ0)

    フラッシュに対して
    相手にレイズされて私がフォルドすると -3(ポットはそもそも得られていないので、失うのはベット額のみ)

    そして、それぞれに確率をかけていくと

    0.8 * (x * 3 + y * (3+9) + (1-x-y) * 0) - 0.2 * 3

    となります。

    他の式に関しても同様に、確率×損得の値で計算しています。

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  10. チェックフォルドした場合の期待値

    Aヒットに対して
    相手がチェックすると +0(ポットそのまま)
    相手がベットし、フォルドすると -9(本来得られるポット額9を失う)

    フラッシュに対して
    相手がベットし、フォルドすると +0(そもそもショウダウンで得られないので、フォルドしても損しない)

    同様に、確率をかけていくと

    0.8 * (x * (-9) + (1-x) * 0) - 0.2 * 0
    = -7.2 * x

    となります。

    チェックショウダウンした場合との差でなく、ポット額をすべて計算した方がわかりやすかったかな?英語の本なんかで、アクションしなかった場合との差で書いてあることがあるので、それを使ってみました。

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  11. チェックコールした場合

    Aヒットに対して
    相手がチェックすると +0(ポットそのまま)
    相手がベットし、コールすると +k(本来得られるポットに加えて、相手のベット額kを追加で得られる)

    フラッシュに対して
    相手がベットし、コールすると -k(相手のベット額kだけ追加で損する)

    同様に、確率をかけていくと

    0.8 * (x * k + (1-x) * 0) - 0.2 * k
    = k * (0.8 * x - 0.2)

    となります。

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  12. とても詳しいご説明で非常によく理解できました。
    「ブロックベット」の有効性、使うべき場面などが
    ようやく認識できたと思います。
    本当にありがとうございました。

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